売却基準価額とは、裁判所が定める不動産競売の基準となる価格のことです。売却基準価額は現況調査によって判明した不動産の状況や事実および権利関係をまとめた現況調査報告書や評価書等の資料を基に適正に設定された価格となります。一方で、実際に入札をするためには売却基準価額の80%を上回る額(買受可能価額)の金額でしか入札をすることはできません。
このため実質の最低入札額は売却基準価額の80%であると言えるでしょう。