共有名義について

共有名義とは、複数人が不動産などの資産や契約などの名義を持つことを意味しています。特に不動産においては、所有権が共有名義になっている場合などが代表的です。複数人で相続したケースや夫婦2人で住宅ローンを組んだ場合などに共有名義となることが多くあります。共有名義は1つの資産に対して各々の共有持分となる割合を定められるのがメリットですが、注意点があります。

それは、共有名義の部分だけを売買や処分できるということです。例えば共有名義人の片方が自身の共有持分だけを売買すると、新たな買主から賃料の請求や共有持分の買取を迫られるなどの、トラブルの元となることが起こるケースも考えられるため、共有名義で資産を取得する場合は十分注意することを心がけましょう。